【英語】リスニング能力向上のためのカギはシャドーイング。やり方徹底解説

英語のコツ

こんにちは、言語オタクのマショキです

英語のリスニングを向上したいならシャドーイングをしろってよく聞くけど、実際どう効果があるの?

シャドーイングをやればいいって言っても正しい方法とかってあるんですか?

といったお悩みを持っている方へ。

シャドーイングは他の勉強と同じく、やり方によって効果も効率もぐんと変わってきます。

私自身、帰国子女とかではなく、アメリカに留学したり、英検準一級取れるまで、英語のリスニングにすごく力を入れていました。

その時リスニングでも特に意識していたのがシャドーイングでした。

シャドーイングがリスニング力の向上になぜ効果があるのかシャドーイングの正しく行う方法を私の経験も踏まえて簡単に紹介していきます。

リスニング能力の重要性

今英語のリスニング力を頑張って伸ばそうとしているみなさんがこの記事を読んでくれていると思います。

リスニングと簡単に言ってもいろいろな目的がありますよね。例えばイギリスに留学予定なので英語で会話ができるようになりたい、センター英語のリスニングの点数をもっと上げたい、またはTOEICや英検の英語資格でリスニングの点数を上げたい、などなど。

理由はともあれ、英語の会話もどれだけ話せる能力があっても聞く能力がなければ会話もできませんし、英語の試験や資格でもリスニングは避けては通れない道なのです。

シャドーイングって?

そもそもシャドーイングという行為がどういったものなのか簡単に解説します。

シャドーイング(shadowing)音源を聞きながら1、2秒遅れながら音源を追いかけるように発音していく練習のことです。

後から追いかける様子が影(shadow)であることからこう呼ばれています。

日本人は机上の英語だと目でみて分かる方も多いですが、聞くだけだと理解できないという方が大半を占めているように見えます。

そのため、耳から入る情報に全集中するため、基本的には文章を見ずに耳からの情報だけを真似て、口を使い、発音していきます。

なぜリスニング向上にシャドーイングが適しているのか

リスニング向上の鍵であるシャドーイングですが、なぜ適しているとされているのか。

シャドーイングの練習では耳と口をフル活用します。

これは耳から聞いた英語を脳内で訳す間もなく口にして言うという行為が英語を「耳から理解してそのまま話す」というネイティブが話すプロセスの練習になっているのです。

よく英語を勉強したての日本人が外国人が話す英語を聞いて「えーと、came fromだから〜から来ました、だな」と聞いた英語を一度脳内で日本語に訳してから再び自分の返答を英語に訳して話すという無駄なプロセスを通る必要がなくなるのです。

何度も繰り返す事により、自ずと耳と口が慣れてきます。スピードにも慣れて、耳から口に直接繋がるプロセスも出来上がるので一石二鳥どころではありませんよ!信じてください。

シャドーイングやり方 

シャドーイングにも正しい方法と効率が悪い方法があります。

せっかくやるのなら、やはり効率の良い正しい方法でシャドーイング行いたいですよね。

⬇︎こちらはシャドーイング方法をまとめてあるツイートです。こちらも是非参考にしてみてください。

ここからはシャドーイングの正しい方法をステップ形式で紹介していきます。

シャドーイングのやり方 ステップ1:音源を用意する

もちろん音源がなければ何も始まりませんよねw

音源は動画でも音声だけでもどちらでも良いです。

自分のレベルに合わせて教材を選んでください。もし自分が初心者レベルだなと思ったら単語だけの教材でも構いません。

中級者なら英検やTOEIC、TOEFLといったような資格系の教材が最適だと思います。

上級レベルだな、と思う方は映画のシーンを聞きながら真似して言ってみたり、PodcastやTEDで専門的用語の混ざった内容の音源を聞いて真似ることをオススメします。

もしレベル別でどんな教材が良いかを知りたい、という方はこちらの記事へどうぞ⬇︎

シャドーイングのやり方 ステップ2:何も見ずにリスニングする

1周目は自分のリスニング能力がどれほどのものなのか一度教材の音声を聞いてみてください。

わからない言葉や表現があることは当たり前です。

50パーセントぐらい理解できればその教材で大丈夫だと思います。

シャドーイングのやり方 ステップ3:2周目はスクリプトを見ながら

2周目は1周目で自分がどれだけ理解できたかを見る段階です。聞き取れなかった言葉や見たら分かる言葉がスクリプトに絶対あります。

「あー、これ言ってたんだ!」と気づくことがこの段階で大切なことです。

ここでは一度スクリプト全体の意味が頭に入ると思います。

次のステップで耳だけで理解できるかを見ます。

シャドーイングのやり方 ステップ4:音声を聞きながら自分の声を重ねてコピーする

3周目からは自分の声を音源に重ねながら、オウムのようにマネをしていきます。

最初は早すぎて追いつけないことがほとんどですが、何度もやっていると必ずスピードに慣れてきます。

何度やっても聞き取れないところや、何を言っているか思い出せない場合はスクリプトを見ても大丈夫です。

シャドーイングのやり方 ステップ5:同じスクリプトを繰り返し、次のレベルへ

ステップ1から4までを繰り返します。

ステップ4をスクリプトを問題なくシャドーイングできるようになって来るまで同じスクリプトを聞きます。

スピードに慣れた頃にはほぼ覚えてしまっているかもしれないので、次のレベルのスクリプト、または教材に移っていきます。

最後に:シャドーイングは効率が良い

シャドーイングは一番ベストは声をちゃんと出しながらですが、小声で呟くだけでももちろん効果はあります。

静かな図書館や学校で声を出すことができない場合は呟くようにしてシャドーイングをしましょう。

シャドーイングのメリットはなんと言っても教材を見る必要がない点です。

すでに数回スクリプトを見た場合は、あとは同じ教材を何度も何度も音声だけを聞いてオウムのように真似していくだけなので、通学、通勤中の電車や車の中でも簡単に行うことができるんです。

ちゃんとした勉強時間を設けなくても隙間時間で練習できるので効率がすごい良いんです。

勉強の一環として考えるよりは生活の一部として習慣化してしまえば、しんどくもないと思います。

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