【留学体験記】アメリカへの一年留学で学んだこととは

旅行

今のご時世(2020年10月23日時点)、コロナウィルスの影響で私たちの想像にもおよばないほど予測のできない状況に立たされています。

それは海外へ旅行したい方(私もウズウズしてます(T . T))や海外に友達がいて今年会う予定だったのに、と海外へ行く予定をキャンセルせざるを得ない方もたくさんいると思います。

その中でも海外に留学する日本人の人数は、JASCOによると毎年約10万人だそうで、言えばこの人数分が行きたかった、もしくは行かなければいけなかったはずの留学を断念せざるをえなくなってしまいました。

そこで、今回、今すぐに留学!できない機会にあるからこそ、将来的に留学を考えている方のために、高校時代にアメリカのノースカロライナで1年留学経験がある私や他の留学友達からの経験を元に、いくつか留学でなにがまなべるのか、メリットとデメリットも踏まえて具体的に紹介していきたいと思います。

そもそも短期留学と長期留学でどう違うの?

留学には大きく分けて1年ほどの長期留学と3ヶ月ほどの短期留学が存在します。

軽く海外にいる感覚を経験してみたい、英語を現地で勉強してみたいなどなど、あまり深い興味もない場合は3ヶ月の留学で充分だと思います。

しかし私が1年の長期留学をしようと思ったのは海外への憧れ、限られた高校生活時代に海外で過ごせることに価値を見出したから、あとは純粋に英語がペラペラになりたかったからです。

また、短期留学と長期留学のどちらをオススメするかと言うと、私は長期留学をオススメします。

金銭的な面で考えるともちろん短期留学の方が浮きますが、長期留学には払う分の価値は充分あるのではないかなと思います。

それには主に3つ理由があります。

長期留学をオススメする理由
  • 3ヶ月経ってからが変わり目
  • 短期留学は主に日本人の集まりで行くことが多い
  • サバイバル(自分に甘える余地を作らない)

これについて細かく紹介していきます。

1. 3ヶ月経ってからが変わり目

結局はこれが長期留学を選ぶ一番大きな要因かもしれません。

たとえばアメリカに留学したとして、英語を話すこと、聞くことに慣れ出すのは3ヶ月を境に顕著になるとよく言います。

実際これは私自身経験したことで、留学において最初の3ヶ月が一番の節目だなと感じました。

言葉も文化も大きく異なる国に2ヶ月も住んでいたら、まわりに日本人がおらず、英語を毎日話すことに違和感を感じなくなります。

マショキ
マショキ

最初の1ヶ月は、朝目覚める時は寝ぼけてまだ日本にいる感覚だから、まわりから英語が聞こえてきたらちょーーーー違和感を感じたね

りりか
りりか

朝は脳もまだ眠いから外国語の理解力と反応力が格段に鈍くなってるけど、真夜中には覚醒してるよね笑

しかしまだその時点では正直自分の英語の成長はあまり感じられず、まだたどたどしさや、買い物時に不安が少し残っています。

ところが3ヶ月を節目に、相手の言うことに対して聞き返すことが格段に減り、英語が日本語よりも出やすくなります(これはマジ)。

自分でも正直びっくりするぐらいの変わりようでした。

短期留学している友人を見ていて、いろいろ経験できているな、とは思えたのですが、この3ヶ月の「後」を経験できていないのがすごくもったいなくて気の毒に感じましたね。(でもそんな簡単に長期にすることもできませんが。。。(金銭的面と書類の準備など、))

2. 短期留学は主に日本人が団体で行くことが多い

留学するときぐらいは日本にいる時には経験できないことをした方がいいですよね。

短期留学は主に語学学校に配属されるため、日本人の割合が大変高くなります。

そんな時常に周りに日本人の友達がいたら日本語で話したり、日本の友達と留学の思い出や出来事をシェアしたり、してしまいます。正直この方が楽しいし、ラクですからね笑

日本人だけじゃなくても非英語圏から英語を学びにきている同志がほとんどなので、まあ、その点ハードルが下がったといえばメリットかもしれませんが。

一方で長期留学は現地の学校に飛び込み入学するようなものです。もちろん他の国からの留学生もいますが、同じ国がかぶることはあまりありません。

私の留学していた高校には幸いにも「Exchange Student Club」というものがあり、そこでアメリカ人の部員とその年に留学していた他の国の留学生と友達になる機会があって、それが助けにはなりました。

国民性的に日本人は似た物同士で固まって一緒に行動する性質が高いです(動物のように聞こえちゃってますね笑)つまり、英語能力が似てレベルと常に話したりすることで安心感を得ようとしてしまいます。

この点は私も否定できません。実際にその気持ちはありましたから。

しかし自分より英語能力が高い人とずっと喋っていたらどうでしょう。言語能力だけでなく、現地のトレンド、風習、すべての吸収率が全くと言っていいほど高くなります。

その分大変ですが、溺れかけの状況をなんとか少しでもまわりの助けを借りてでも自分で泳げるようになることが本当の「留学で得られる成長」なんだと思います。

3. サバイバル(自分に甘える余地を与えない)

正直思っていた以上に留学中、病んだ時期がありました。

マショキ
マショキ

今頃日本の高校に普通に行ってたらこんなしんどい経験しなくてもよっかたのになあ、

「朝もう学校に行きたくない」「なかなか友達できないから放課後が死ぬほど暇。。」

いろいろ悩んでいる留学仲間もたくさんいました。

これは私の失敗談です。

留学する国にもよりますが、アメリカには日本とは違っていたとしても、放課後の部活に似たようなシステムがありました。そこではアメフトやラクロス、チアリーダーなどまさにAmericanな部活もたくさんありました。

日本好きのアメリカ人にすごく仲がいい友達ができたので、よく遊びには連れて行ってもらったのですが、その友人が用事があったり、忙しかったときなどは私は放課後すぐにスクールバスで家まで帰って部屋でずっと言語アプリいじり(これはのちにメリットにはなりました(記事にしてので読んでいただけたらと思います))。

なぜアメリカ留学の病み期にフランス語能力が上がったのか⬇︎

当時は現実逃避でそうしていたので、余裕がなかったのですが、今思えばアメリカ滞在時の放課後もっと何かできたのではないか、と少し後悔していました。

そうやって5ヶ月くらい過ぎた時、そんな私の姿を見てホストマザーが「日本からわざわざアメリカに来て、おまえは今なにをやってるんや!早く部活かなんか入れや!」と喝を入れてきました。

これに押されて「Track and Field club」(日本でいう陸上部)に応募しました。ガタイも身長も桁違いのアメリカでこんなアジア人に何ができるんや、と正直すごく悲観的になっていましたね。

アメリカには日本と違い、部活に所属するにはTry out Testがあり、そこで一定のタイムやレベルに達していないと入れないといういかにもサバイバルなシステムがあります。そのTry out testに受からなければ所属さえもできないのです。

しかしいざ受けてみると、日本の学校で陸上部に所属していた経験があったのが幸いしてか、なんと受かってしまったんです。まわりはほとんどゴツゴツの黒人学生(I’m not racist. I was just intimidated a bit)。アジア人は二人くらいしかいなかったので優越感と共に威圧感が半端なかったです。

そんなみんなともほぼ毎日練習に励み、ついに試合が待っている、その直前で留学期間が終わってしまい、せっかく入れたTrack and Fieldも結局は不完全燃焼で終わってしまいました。

もっと自分が早く入っていたら、もっと違う部活にも励んでいたら、経験できなかったことが経験できたんじゃないかなと後悔してしまいました。

この経験から自分に甘える余地を作らない、何も恐れない結果、無理だと思っていたものを得ることができたのではないか、ということをみなさんに伝えたかったのです。

まとめ:やらない後悔よりもやった後悔

留学を終えてすごく身に染みて言えることが「やらない後悔よりもやった後悔」です。

全体的に私の留学生活を振り返ってみると、

マショキ
マショキ

あゝ、よきかな。。。

と思えるように今はなりましたが、やらない後悔が多かったのも事実です。

これをやっていればどうなってただろう、と後々思ってももう元には戻れないし、これからもずっと後悔として残っていきます。

これは「あの人に告白したいけどどうせ無理だからしない」と「振られるかもしれないけど告白しよう」の違いみたいなものですね。

前者は付き合える可能性があってもそれを自分からゼロにしてしまっていて、後者はその可能性を実現しています。

やらないとどうなるかわからない、というのは周知の上ですが、あまり慎重に考え過ぎないというのもある種の良い行動かもしれませんね。

ではまた!

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