本当の英語が話せる、理解できるには句動詞(Phrasal Verbs)をマスターせよ!(ハリーポッター編)

語学
マエ
マエ

英語ってゆってもある程度習ってるけど、全然使えないんだよな〜

ゴリ雄
ゴリ雄

そうゆう時は迷わず句動詞を使うんや!

句動詞(Phrasal Verbs)ってそもそも何?

英語において句動詞は基本の動作から複雑な動作まで言い表すことができる動詞の形のことをいいます。

あまりここで難しい話はしたくないので簡単に説明します。

主に

動詞+前置詞(get up、put on、take off、など)

が句動詞の形です。

あまり聞き馴染みの無い言葉ですが、実は英語でコミュニケーションを取るために一番必要といってもいいほど大事なんです。

今回はハリーポッターを題材にPhrasal Verbsがどれだけ出てくるのかで、重要性をみていきましょう!

また絶対に使えるPhrasal Verbs集も最後にまとめておくので是非使えるようになってくださいね!

ハリーポッターに出てくるPhrasal Verbs

浮遊術のシーン(Wingardium Leviosa)

You’re going to take someone’s eye out.  あなた誰かの目をくり抜くつもりなの?!

ここで使われている Take out は、「〜を取り出す、くり抜く」という意味で使われています。

感覚としてはTakeで「取る」という意味を持ち、Outで「外へ」という意味なので、「取り出す、くり抜く」の意味になると理解できるはずです。

Take out は他にも日本語でテイクアウトというように「持ち出す」という意味もあります。

また、なぜ someone’s eye が Take と Out の間にあるかというと、口語的な表現では「〜を」の言葉(ここでは「誰かの目を」)が一語か二語の場合、Phrasal Verbsの動詞と前置詞部分の間に入れる、という決まりがあります。(二語以上だと前置詞部分の後に入れたほうが自然)

特に this、that、it、him、her、me、you(あなたをの意味)といった一語だと動詞と前置詞部分の間に入れなければいけない、というルールがあります。

間に入れるルールについては少しややこしくなったのですが、「一億人の英文法」には本当にわかりやすく載っているので、是非確認してみてください。

ハリーがナイトバスに乗るシーン(Knight bus)

ハリーがグリム(死神犬)を見て尻もちをついてしまったシーンですね。

I fell over. こけちゃった。

ここでの fall over は「こける、つまづく、尻もちをつく」系の意味です。

ゴリ雄
ゴリ雄

え、これ I fell. ってゆったらあかんの?

だめではないんですけど、I fell. だけだと「私が落ちた」という意味になってしまいます。

「落ちる」と「こける」では全く違った意味になってしまいます。

このように私たちがすでに知っている簡単な動詞に前置詞をつけるだけで、ニュアンスや言い回しのバラエティがどんっ!と増えるんです!!

アンブリッジ先生がマクゴナガル先生に歯向かうシーン

魔法省からホグワーツに配属されたアンブリッジ先生が秩序に厳しすぎる、というのでマクゴナガル先生から咎められた際、反抗するために放ったセリフです。

I am a tolerant woman, but the one thing I will not stand for is disloyalty.        私は我慢強い女ですが、唯一許せないのは不実な行為です。

not stand for 〜で「許せない」という意味になります。

stand だけで「立つ」という意味がありますが、cannot stand+モノ、ヒトで「〜を許せない」という意味があります。

例えば I can’t stand this man!! だと「こいつまじ許さん」といった感じです。

しかし、stand for+モノ、ヒト だと通常「〜を表す、意味する」の意味になる場合がほとんどです。

例えば、Japanese flag stands for rice and a plum. だと「日本の国旗は梅干しご飯を表している」といった感じです。

必ずしもこの形がこういう意味だと硬く考えない方が、後々困らないと思います。

ロンが隠れ家で誕生日プレゼントをもらうシーン

ロンが隠れ家でセーターを誕生日プレゼントとしてもらった時に投げかけられたセリフです。

Try it on. 着てみて。

Try なんとか on で「〜を試着する」という意味になります。

Try なんとか だけでもまあ、なんとか「試着する」という意味で通じますが、「試着」の意味をちゃんと持たせるには on をつけた方が確実です。

Try on で頭に入れるといいでしょう。

また最初に話したことがここでも起きていますね。Try it on. 動詞と前置詞の間に挟まっています。

これは it の一語なので、Try on it. とはなりません。

スラグホーン先生

put 誰か up to なんとか で「 誰か をそそのかして なんとか をさせる」という意味になります。

Dumbledore put you up to this, didn’t he? ダンブルドアがお前にこうさせたんだろう?

これも you なので動詞と前置詞の間に入れますが、前置詞は必ずしも一つだけとは限らないというパターンも知ることができますね。

今回見てきた動詞を含んだPhrasal Verbs集

Take

take in (空気や酸素を)取り込む

Can you take in the air because you smell!! チミ臭いから外の空気取り入れてくれー!

Fall

fall off (メイクや化粧)が落ちる

Her make up is falling off because of rain. あの子のメイク雨で落ちてきてルワ。

fall out (髪の毛)が抜け落ちる

Mr. Saito’s hair will fall out in ten years. 斎藤さんの髪の毛は10年で抜け落ちるだろう。

Stand

stand out 目立つ

This outfit will definitely stand out in Japan. この格好絶対日本だったら目立つよ。

Try

try out やってみる

Anyway, try this out. とりまこれやってみ。

Put

put off 先延ばしにする

We can’t put this plan off!!  この計画は先延ばしできないわ!

put up with 〜を我慢する

I have put up with this situation already for so long.                   この状況もう長いことずっと我慢し続けてた。

まとめ:Phrasal Verbsが分かると会話に困らない

ハリーポッターで出てきたシーンとともにPhrasal Verbsを見てきました。

まだまだ数え切れないほどのシーンでこのPhrasal Verbsは使われています。

口語表現そのものなので、英語のコミュニケーションを取るのには必要不可欠です。

もし洋画をよく見るって方、英語字幕を付けたら分かると思いますが、get、put、stand、だけなら難なく意味は分かるのにonとかupが付いてるから分かんない〜と感じることが多くあると思います。

つまり、Phrasal Verbsは見落とされていますが、Phrasal Verbsを使いこなせる人が英語を実際に使うことができるのです。

これからも洋画で句動詞シリーズを続けていきたいと思います!

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